ネット広告、Webマーケティング、
広告全般のお悩みに効く!広告のことがわかるブログ

open
open
HOMEわかる広告Googleディスプレイ広告が終了!? デマンドジェネレーションキャンペーンへ移行するメリットを解説!
公開日 : 

Googleディスプレイ広告が終了!? デマンドジェネレーションキャンペーンへ移行するメリットを解説!

Googleが毎年開催している広告主やマーケター向けのイベント「Google Marketing Live 2026」が今年も5月下旬に開催されました。AI Modeなどの対話型検索の利用が広がるなかで、それに関連した新たな広告フォーマットや広告機能のアップデートについての話題が多かったように思います。そんな中、Google広告が世間に広まり始めた初期からこれまで長く利用されてきたGoogleディスプレイ広告が2027年後半に終了する予定であることがアナウンスされました。Googleディスプレイ広告はGDNという呼び名で馴染みのある方も多いと思いますが、今記事では長年愛用されてきたこの広告がなぜこのタイミングで終了してしまうのか、今後その代替となる広告は何なのか、について解説したいと思います。

そもそもGoogleディスプレイ広告(GDN)とは?

まずはGoogleディスプレイ広告(よく略してGDNと呼ばれる)について少しおさらいです。細かいことをいうとGDNというのは Google Display Networkの略で、 Googleと提携している200万以上の提携Webサイト(個人ブログから大手ニュースサイト、各種アプリ)や一部のGoogle自社サービス等を含む広告配信先の総称です。

blog_sub_0240_1.png

なので本当は Googleディスプレイ広告=GDN ということではないんですが、いつのまにかGoogleディスプレイ広告=GDN としてGDNと呼ばれていたりします。 “GDNを通じて世界中のインターネットユーザーの90%以上に広告を表示できる” とGoogle広告公式ページに記載* されているように、皆さんが普段ニュースサイトや様々なウェブメディア、ブログ、まとめサイトなどをみているときにたびたび表示されるバナー広告はかなり高い確率でGoogleディスプレイ広告から配信されている広告です。
*Google広告ヘルプ -ディスプレイ ネットワークとは  https://support.google.com/google-ads/answer/117120?hl=ja

Googleディスプレイ広告でよく挙げられていた課題

Googleディスプレイ広告の歴史は検索広告の次に古く、20年以上にわたって様々な企業に活用されてきました。そんなディスプレイ広告がなぜ終了することになったのでしょうか。

ターゲティング精度や効果計測の問題

Googleディスプレイ広告は個々のユーザーが「どんなWebサイトをみているか」「どんな商品を購買したか」といったデータを常時収集していくことで、その情報を広告のターゲティングに活用していました。技術的にはこういった情報の収集を「Cookie」というWeb上の仕組みを利用して実現していましたが、2017年頃からApple社をはじめとする各社がプライバシー保護の観点でこの「Cookie」の利用に制限をかけ始めました。

Googleディスプレイ広告の配信先はそのほとんどが、外部の企業や個人が運営しているWebメディアやブログ、アプリです。これらの外部サイトでユーザー情報を収集するには特に「Cookie」が必要だったのですが、制限が強まるにつれユーザー情報が十分に取得できなくなってきてしまい、その結果、広告のターゲティング精度や効果計測にも影響が出やすくなってきました。

低品質サイトの激増

ディスプレイ広告がクリックされると、発生した広告費はGoogleと広告配信先のメディア企業でシェアされます。Googleディスプレイ広告から得られる収益が広告配信先のメディア企業にとっても重要なものになっていく中で、ページ内での特定の広告表示方法についても問題視されるようになっていきました。「広告に隠れてコンテンツがみれない」「誤クリックしてしまうような場所に広告が表示される」といった不満は皆さんも感じたことがあるのではないでしょうか。収益を優先するあまり、ユーザーにとってストレスになるような広告配置も増えていき、広告主にとってはブランド毀損につながる懸念もありました。
blog_sub_0240_2.png

更には広告収入だけを目的とした中身のないコンテンツやAIで自動生成された記事を1日に何千本も量産し、広告枠だけを大量に貼り付けてユーザーに強引に広告をクリックさせる「MFAサイト」と呼ばれる低品質なサイトが爆発的に増加した背景もあります。

もちろんGoogleもこういったサイトの規制を進めてはいましたが、あまりにも数が多すぎて管理が行き届かず、広告費が無駄に消費されてしまうことが現実として少なからず起きていたのです。

今後の代替となる広告

ここからが本題ですが、Googelディスプレイ広告が終了したらGDN(GoogleDisplayNetwork)には広告配信できなくなるのでしょうか。

デマンドジェネレーションキャンペーン

今後も引き続きGDN自体には広告配信が可能です。ただし、Googleディスプレイ広告からではなく、同じGoogle広告内の「デマンドジェネレーションキャンペーン」から配信することになります。デマンドジェネレーションキャンペーンについては別の記事*で詳しく解説していますので是非そちらもご参照ください。

*過去記事:認知拡大も、売上促進も、両方目指せるGoogle広告 「デマンドジェネレーションキャンペーン」

デマンドジェネレーションキャンペーンはGoogleディスプレイ広告と少し似ていますが、“Googleが自社で運営しているサービスを主な広告配信先としている”点に大きな違いがあります。

blog_sub_0240_3.png
Googleのサービスを利用する際にはたいていの場合Googleアカウントにログインしていると思います。Google自社のサービス内であれば、そのユーザー行動をCookieではなく、ログインユーザーデータとして詳細に収集できるのでデータを安定活用しやすく、ターゲティングや効果計測の精度向上が期待できます。

またGoogleDiscover、Gmail、YouTube、Googleマップといった100%Googleが管理している信頼性の高いサービスの広告枠ですから、MFAサイトや誘発された誤クリックによって予算が無駄に消費されてしまうようなリスクも抑えられます。Googleディスプレイネットワークを配信先から除外して利用すれば、前項で挙げた課題もかなり解消されるのです。

生まれるメリット

Googleディスプレイネットワークでの課題が払拭されるだけでなく、デマンドジェネレーションキャンペーンでしか使えないターゲティング機能を利用できるようになるメリットもあります。デマンドジェネレーションキャンペーンには「類似ユーザー」へターゲティングできる機能があります。これは特定のユーザー層と「似た傾向を持つユーザー」 を抽出してターゲティングできる機能です。

  ・自社商品を購入したことがあるユーザー
  ・自社サイトに訪問したことがあるユーザー
  ・自社のYouTubeチャンネルを視聴したことがあるユーザー
  ・自社の既存顧客(CRM等から連携)

などのユーザーデータを基にして、「それらのユーザーとWeb上で似た行動をしているユーザー」に広告配信することができます。このようなターゲティング機能によって、認知施策だけでなく、直接の成果獲得を狙う広告配信でもより精度高く取り組むことができるようになります。

まとめ

Googleディスプレイ広告が終了しても引き続きデマンドジェネレーションキャンペーンからGDNの広告枠に配信することができますが、それによってもともとGDN自体が抱えている問題がなくなったわけではありません。そう考えるとデマンドジェネレーションキャンペーンを利用する際にGDNが広告配信先から除外されることも多くなっていく可能性が高いとみています。

有象無象のWebサイトやアプリにも広告配信されていたこれまでの状況をやめて、広告の品質をコントロールできる場所(YouTube、Discover、Gmail、マップ)を中心に据えながら、Googleが広告配信の質をより重視する方向へ舵を切った動きといえそうです。その点で今回のGoogleディスプレイ広告終了とデマンドジェネレーションキャンペーンへの統合、はGoogleによる前向きな変化と受け止められます。
今のところGoogleディスプレイ広告の完全終了は2027年後半予定、とのことなのでまだ少し期間がありますがもし既にGoogleディスプレイ広告をご利用中であれば早めに移行して、新たな機能もどんどん活用していきましょう。デマンドジェネレーションキャンペーンの活用に際しては弊社産案にもお気軽にご相談ください。


関連記事

 

 

 

 

広告企画情報
雑誌広告媒体一覧
mail広告のお問い合わせ
広告のお問い合わせは
こちら