ネット広告、Webマーケティング、
広告全般のお悩みに効く!広告のことがわかるブログ

open
open
HOMEわかる広告「リスティング広告」はなぜ費用対効果が良いのか?~ 基本の”き”からAI時代の最新活用方法まで

「リスティング広告」はなぜ費用対効果が良いのか?~ 基本の”き”からAI時代の最新活用方法まで

電通グループ4社から発表された「2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、国内のリスティング広告(検索連動型広告)広告費は前年比109.9%で初めて1兆円を突破し、これはインターネット広告媒体費全体の約4割を占めるそうです。リスティング広告はいまだ、インターネット広告の成長を牽引し続けているのです。

blog_sub_0230_4.png
出典:インターネット広告媒体費の広告種別構成比電通Gプレスリリース
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2024/0312-010700.html

インターネット広告の「主役」といっても差し支えないリスティング広告ですが、これほどまでに利用されているのはやはりその費用対効果の良さが多くの企業に支持されているからにほかなりません。とはいえ、なぜリスティング広告の費用対効果が良いのかを、人に説明できるほど理解している人は意外と多くないかもしれません。リスティング広告の強みをきちんと理解しておくことは、そのメリットを最大限に享受することに繋がります。今更感もありますが、この記事ではそんなリスティング広告の強みを改めて簡単に整理してみたいと思います。

リスティング広告でしか実現できない 「ニーズ × タイミング」

リスティング広告は 訴求したい商品やサービスに関連するキーワードを任意に選び、そのキーワードで検索したユーザーに対して、そのユーザーが検索したタイミングで、GoogleやYahoo!などの検索結果に広告を表示します。

blog_sub_0230_3.png

ユーザーの立場になってみると、自身が要求したニーズに合う情報だけを出してくれる広告、ということになります。それだけでも十分に費用対効果が高い要因になりますが、広告を提示するタイミングも重要な要素です。一般的な広告では、ユーザーが情報を欲しいと思うタイミングかどうかに関わらず広告が表示されるのに対して、リスティング広告は、ユーザーがキーワード検索で積極的に情報収集しているタイミングで広告が表示されます。「ユーザーが欲しいと思っている情報を欲しいと思っているタイミングで出す」ということができる広告は検索キーワードを活用して広告配信できるリスティング広告だけです。

クリック課金で低予算でも利用できる

広告が表示されただけでは費用は発生しません。表示された広告にユーザーが興味を感じ、その広告がクリックされた際に1クリック毎に課金される従量課金方式です。そのため他の一般的な広告よりも掛けた費用が無駄になりにくい性質があります。使用する広告予算の上限額は自由に定めることができるので、少なめの予算からリスクを抑えて開始することも可能です。
※広告代理店等を介して出稿する場合は最低利用額が定められている可能性があります。

結果を深堀りして改善できる

配信開始後に、どの年齢層でより多くの成果が発生しているか、どこの地域の成果効率が悪いか、どのような広告文の反応がよいか、といった情報を配信レポートから常時確認することができます。成果効率の悪い地域があればその地域だけ広告配信を停止することもできますし、男性よりも女性から多くの成果が発生している場合は男性への広告配信を停止するかもしくは少し弱めたりすることもできます。このように、広告配信を継続する過程で無駄になっている部分を削り、限られた広告費用をより効率の高いところに集中化させていくことで、費用対効果を最大限高めていくことができます。

リスティング広告はWeb広告の中でも「運用型広告」というジャンルに属していますが、配信を開始して以降も様々な要素に少しづつ手を加え調整していき、長期に渡って継続的に成果を最大化させていけることがそう呼ばれる所以です。

AI時代のリスティング広告

リスティング広告は高い費用対効果が得られる反面、大量のキーワードの選定や開始以後の運用調整など、非常に手間のかかる広告であるという側面もありました。場合によっては数百~数千個設定しているキーワード毎に、広告がクリックされた際に幾らまで支払うかの入札設定を1つ1つ個別に行っていくような作業にも大変な労力がかかっていました。

blog_sub_0230_2.png
しかし近年ではそういった作業も、Google広告の配信にGoogleのAIが活用されるようになったことで変化を見せています。GoogleAIの活用によって、人の手でキーワード毎に行っていた調整作業も全てAIが適切に判断して自動調整してくれるようになっています。またそれによって手間が削減されただけではなく、人間の脳では処理・判断しきれないような非常に多くのデータ、判断材料をAIが一瞬にして分析し、1回の広告表示ごとに適切な調整を自動的に行うことができるようになったので、旧来型の人の経験や考えを基にした運用よりも一層良い成果が期待できる広告に進化しています。

まとめ

日本でリスティング広告のサービスが開始されたのは2002年頃といわれています。既に20年以上の歴史がある広告形態でありながら、依然として前年比10%近い成長を見せている驚異的な広告プロダクトです。この20年以上の期間でリスティング広告の仕組みや機能は大きく進化しており、特に今着目すべきAIは長期に渡り大量のデータによる学習を進めていくことで、より高い精度の判断を下せるようになっていく性質のものであることから、今後のリスティング広告は長く利用している出稿主ほど有利になっていくことも予想されます。

リスティング広告を始めてみようかな、とお考えの方には競合社他社との競争の観点からもできるだけ早めに実施してみることをお勧めしたいところです。弊社産案でも多くの企業様からリスティング広告運用のご依頼をいただいておりますので、スピーディーに適切なノウハウのもと、リスティング広告を実施したい企業様は是非ご相談ください。

関連記事

 

 

 

 

広告企画情報
雑誌広告媒体一覧