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LINE広告がより使いやすく! 広告配信面を自由に選択できるようになりました!

日本の人口の7割をカバーし幅広い年齢層に利用されているLINE。そのLINEが用意している様々なサービス上の広告枠に出稿できるLINE広告は、商品の認知拡大目的から成果獲得目的に至るまで現在も多くの企業に活用されています。今回はWEBプロモーションを行う企業にとっておなじみ、LINE広告の最新機能アップデートについて解説します。

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【出典】LINE Business Guide_202310-202403 より抜粋

LINE広告の配信先

LINEといえば、友人・知人とメッセージや音声、ビデオ通話でやりとりできるツール、というイメージが一般的かと思います。ご存じの方も多いと思いますが、LINEにはこの代表的機能である「LINEトーク」以外にも、LINEマンガ、LINEポイントクラブ、LINEクーポン、LINEショッピング、などなど多岐にわたるサービスが提供されており、ほぼすべてのサービスページ上にLINE広告の広告枠が設けられています。

LINE広告の配信面

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LINE広告ネットワークについて

LINE広告の配信面として「LINE広告ネットワーク」というものがありますが、これだけはLINEが運営しているサービス上の広告枠ではありません。LINEと提携している外部企業が運営している11,000を超える様々なテーマのアプリサービスに広告が配信されます。こういった提携先のアプリを束ねて「LINE広告ネットワーク」としており、LINE内のサービス面と並行して外部にも広告訴求を広げることができます。

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【出典】LINE Business Guide_202310-202403 より抜粋

LINE広告は配信先を選べない!?

初めてLINE広告を利用されるお客様からは特に「一番よく利用されているトークリストに広告を出したい」というご要望をいただくことが多いのですが、LINE広告ではこれまで、特定のサービス上だけに広告配信するという選択ができない仕様になっていました。選択できるのは、「LINE広告ネットワーク」を広告配信から除外するかしないかのみで、例えばトークリストだけに広告配信してLINEマンガやポイントクラブなどには広告配信しない、といったような設定は行えませんでした。

また広告配信後も、トークリスト上で何回広告表示されたのか、LINEマンガ上で何回広告表示されたのか、といったように配信面ごとで個別に広告の実績を確認することもできませんでした。これにより、もしも成果の悪い広告枠に広告表示が多くされていたとしても、それを把握する術も、また仮に把握できたとしても特定のサービスを広告配信先から除外することもできなかったので、ここに関してはLINE広告導入のハードルになり得る部分と言えたかもしれません。

以前の設定画面
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配信先が選択可能になったアップデート!

前置きが長くなりましたが、この少し難点に感じられていた広告配信先の選択が、ついに2024年2月24日のLINE広告機能アップデートによって改善されることになりました。

アップデート後の設定画面
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御覧のように、全てのLINEサービスの広告配信面を個別で自由に選択できるようになっています。これにより、広告配信先として人気の高いトークリストだけに絞って広告配信することも可能になります。

ほかにもこの機能を使って、サービス面毎に広告クリエイティブを出し分ける、サービス面毎に予算を分けて管理する、サービス面ごとに年齢や興味関心などのターゲティング設定を変える、など必要に応じて様々な手法で運用することができるようになります。そのため細かく広告を管理して最大限の成果を得たい広告主様には非常に嬉しいアップデートになると思います。

レポートも配信面毎の確認が可能に!

配信先を細かく選べるようになっただけでなく、広告配信後のレポートも配信先別に取得できるようになりました。この詳細なレポートを確認できるようになったことは、配信先の選択ができるようになったこと以上に重要だと考えています。

例えばこれにより、どのサービス面で広告成果が発生しているのか、という一番重要なデータを取得できることになるからです。どのサービス面で広告成果が発生しているのか、が分かれば、成果の出ている配信面に対しては予算増額等で広告表示頻度を高め、成果のでていない配信面は配信停止もしくは割り当て予算の減額、等の対応がとれるようになり、成果改善に向けた施策の幅が格段に広がります。

広告の効果が一番よいのはトークリスト面?

早速ですが、実際に弊社で運用代行させていただいているいくつかのLINE広告案件でも、これまでの実績を配信先別で確認してみました。事前予想としてはやはりトークリスト面での表示頻度や成果獲得が多いのではないか、と考えていたところ、予想通り広告の表示回数(頻度)は大抵トークリストが一番多かったのですが、成果獲得については予想に反して、一番成果がでているのがトークリストではなくLINEホーム(アカウントホーム画面)面というケースがありました。

もし今回の機能アップデートによってあまり深く考えずにトークリスト以外の配信面を停止させていたらと思うと危ないところでしたが、詳細に広告の配信状況を確認できるようになったので、これを機に配信面別の実績レポートという新たな情報をもとにして、現在運用しているLINE広告の内容を見直してみても良いかもしれません。

まとめ

運用型広告は出稿状況の可視化がカギになってくる広告媒体ですので、こういった機能改善は運用の打ち手も広がり個人的にも嬉しい限りです。LINE社は昨年秋にYahoo! Japanと合併し「LINEヤフー株式会社」となりましたがそれ以降、LINE広告でもYahoo!広告でも機能アップデートが頻繁に行われている印象があります。最終的にはLINE広告とYahoo!広告も1つの媒体として統合されるという話もでており、今後もそれぞれの媒体で重要なアップデートが行われていくと思いますので、その際にはまたこちらでもお知らせしていきたいと思います。

以上、今回はLINE広告の最新アップデートについて解説いたしました。これまで様々な理由でLINE広告を実施されてこなかったご担当者様もこれを機に改めて利用をご検討いただいてはいかがでしょうか。弊社産案でもLINE広告の運用実績が多数ございますので是非お気軽にご相談ください。

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