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ついにメルカリが広告事業を開始!クリック課金型「メルカリAds」

2013年7月にサービスを開始して以来、急速に成長を遂げてきた日本最大のフリマアプリ「メルカリ」。現在では月間の利用者数だけでも約2,300万人、累計の利用者数では4,800万人以上にも上り、今なお拡大し続けている日本の代表的なWEBサービスが、2025年2月6日から「メルカリAds」という広告サービスを正式に開始していくことを発表しました。

メルカリといえばこれまで個人間取引の際の手数料徴収が主な収益源でしたが、今後はこの新たな広告サービスによってもう1つの収益源を確保していく狙いのようです。

メルカリのユーザー層

「メルカリAds」を説明する前に、改めて少しメルカリ自体の基本情報についてご紹介します。

利用者層

サービス開始当初は30代のユーザーが多かったようですが、2022年時点では10-20代や50代が増加し、全体としては10-20代を中心とした若年層が多いものの、幅広い年齢層に広がっています。

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出典:フリマアプリ「メルカリ」、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開
https://about.mercari.com/press/news/articles/20230630_infographics/

利用時間

直近のデータは公開されていないようでしたが、2019年時点での平均月間利用時間は5.3時間でした。これはLINEやTwitterなどの主要SNSに匹敵する長さで、メルカリが単なる取引プラットフォームを超えたサービスであることを示しています。

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出典:フリマアプリ「メルカリ」サービス開始6周年記念インフォグラフィック公開 〜一年の歩みを数字で振り返る「数字で見るメルカリ」〜
https://about.mercari.com/press/news/articles/20190702_mercarinumbers/

都道府県別

こちらも2019年時点のデータになりますが、都道府県別の1人あたりの「年間購入金額」「年間販売金額」です。東京都が入っているのは納得ですが、購入金額のTOP5に山梨、高知、香川が入っているのは個人的に少し意外でした。あらゆるお店の絶対数や交通の便などが影響しているのでしょうか。販売金額のほうは全体的にやや関西方面が多い印象です。

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出典:フリマアプリ「メルカリ」サービス開始6周年記念インフォグラフィック公開 〜一年の歩みを数字で振り返る「数字で見るメルカリ」〜
https://about.mercari.com/press/news/articles/20190702_mercarinumbers/

クリック課金型広告 「メルカリAds」

少し前置きが長くなりましたが改めてメルカリAdsはどんな広告なのか解説したいと思います。

掲載される場所

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主に「メルカリ」内の検索結果画面内上部や商品サムネイルの間、最下部、等に広告が表示されるようです。広告には「PR」という表記がされています。これらの広告をクリックした際に課金される方式です。掲載できるフォーマットは現状は画像のみ、とのことです。ただしメルカリAdsはリリースされたばかりであるため今後、広告表示枠が変更される可能性はあるかもしれません。

配信方法

広告がクリックされた際にメルカリ内の商品詳細ページに誘導する広告と、外部サイト(広告主のサイト)に誘導する広告の大きく分けて2つの配信方法があります。

メルカリ内の商品詳細ページに誘導する広告はメルカリに出品している広告主が検索結果画面において「メルカリShops」の商品を表示しやすくするためのものです。外部サイトに誘導する広告は業種を問わず、画像やテキストを入稿することで出稿が可能です。

ターゲティング

メルカリ内の商品詳細ページに誘導する広告については、掲載する商品の情報を基にした自動ターゲティングとなり、その他の恣意的なターゲティング設定はできないようでした。外部サイト(広告主のサイト)に誘導する広告に関しては現時点で以下の要素でターゲティングできます。検索キーワードでのターゲティングが可能なので、メルカリにリスティング広告を出稿できるようなイメージになるかもしれません。

・検索キーワード 
・ユーザー属性(性別・年齢・職業・居住地・デバイス)

どんな業種が出稿している?

外部サイト(広告主のサイト)に誘導するタイプの広告に関してですが、実際にメルカリを確認すると既に様々な業種の広告が掲載されていました。メルカリとの親和性を考えると有形商材での出稿が殆どなのでは、と思っていましたが、無形商材についても様々な業種からの出稿が確認できました。

確認できた無形商材・サービスの広告

・光回線
・ペット保険
・求人サイト、転職エージェント
・引越し業者
・学習塾
・ブランド品買取
etc...

特に求人系に関しては、メルカリ自体が「メルカリハロ」というスキマバイト系のサービスを展開していますがメルカリが展開している事業と競合するようなサービスでも現状は特に出稿を制限されていないようです。とはいえまだ明確な掲載基準が公開されていないため、出稿を検討する際には事前確認をとった方がよさそうですね。

まとめ

メルカリは膨大な購買データを保有しているため、それらを活用したターゲティング等、今後の展開にも期待できる要素が多いです。EC事業者様のみならず様々な業種で有効な集客手段となる可能性があり、以降も掲載面の拡大や様々な形での事業拡大を目指していくと発表していますので、引き続き注目していきたいと思います。もし 「メルカリAds」ついてご関心をお持ちなら是非産案までご相談ください。

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