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広告出すには有料アカウントが必要!? X(旧Twitter)アカウントの認証マークとは?

イーロンマスク氏が買収してからというもの、やや迷走を続けている感のあるX(旧Twitter)ですが、広告出稿のご相談をいただく機会は依然として多いです。WEBの運用型広告で一番多く利用されるのはGoogleやYahoo!のリスティング広告ですが、商品やサービス内容によってはユーザーのニーズをキーワードという要素で捉えることが難しいケースもあります。そのような場合には、特定のTOPICや専門的領域についてのコミュニティが形成される趣が強い、X(Twitter)という媒体の活用が有益である可能性があります。今回はそんなXの広告に大きな仕様変更があったので、ご紹介します。

X広告を出稿する際の条件が変更

以前から多くの企業がその媒体特性をプロモーションで活かしてきたわけですが、課金していない無料のアカウントからでも特に問題なく広告出稿できていたこれまでとは異なり、2023年4月以降原則としては、月額課金しているXアカウントからでないと広告出稿を行うことができないようになりました(一部無料アカウントでも出稿できる方法も有り、後述します)。そこで、24年9月現在のX(Twitter)アカウントの種類とそれぞれの特徴メリットについて、及び広告出稿のために必要な環境整備について解説していきます。

TwitterはXへ

認証マークとは?認証マークの種類とメリット

認証マークはX社から認証を受けたアカウントであることを示すラベルのことです。バッジとも呼ばれます。偽物でない公式のアカウントであることを示す目的や、公共の利益に反するような投稿をしていない安全性の高いアカウントであることを示すことができます。もともとは青色の認証マークのみで、企業アカウントや、芸能人・有名人のアカウント等に付与されていたりしましたが、追って金色とグレーの認証マークが追加されており、マークの色によって審査基準や得られるメリットが異なる仕組みになっています。

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ブルーバッジ

加入プラン(いずれか):
Xプレミアム(980円~/月額)
Xプレミアムプラス(1960円~/月額)

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ブルーバッジは一番スタンダードな課金プランである「Xプレミアム」への加入によって取得することができます。X社側ではこのXプレミアムを原則としては個人アカウント向けに用意しているようですが特段制限はなく、企業でも加入は可能です。特に広告を出稿するためだけに有料プランへ加入する場合、この「Xプレミアム」は一番安価なプランなので最初の選択肢になると思われます。有料のアカウントですので広告出稿が可能になるだけでなく、無料アカウントと比較して主には以下のようなメリットを得ることができます。Xプレミアムプラスに加入すると自アカウント内に掲出される他社広告を非表示にできます。
※月額368円のXプレミアムベーシックではバッジが付与されず広告出稿対象とはなりません。

◆会話や検索結果で自社のツイートが上位表示される
◆自アカウントの「おすすめ」「フォロー」内に表示される他社広告が半減される(Xプレミアムプラスでは広告完全非表示)
◆公開済みのツイートをあとから編集できる
◆ツイートテキストを太字・斜体で装飾できる
◆サイズの大きい長尺動画をアップできる(最大3時間、8GBまで)
◆長文ツイートを作成できる(最大2.5万字)
◆ショートメールによる2段階認証を設定できる
◆1日に送信できるダイレクトメッセージ数が増加する
◆自身のツイートへのリプライに表示される広告から収益を受け取れる  など

ゴールドバッジ

加入プラン:
Verified Organization
└ベーシック(30,000円/月額)
└フルアクセス (135,000円/月額)

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ゴールドバッジは主に企業アカウント向けに用意されている課金プランです。Verified Organizationというプランへの加入によって取得することができます。Xプレミアムと比べて月額費用が高くなりますが、特にフルアクセスに加入した場合では広告ではない通常のツイート投稿のユーザーリーチがかなり強化されるようで、X社によると当プランの加入後にユーザーリーチが倍増したケースも確認されているとのことです。もし今X広告の出稿をお考えで、月額予算10万円前後で検討されているご状況なら敢えて有料広告を利用せずに、フルアクセスプランに加入して、自然なツイート投稿によって集客を伸ばすような施策を試す方法も検討できそうです。

また同じくフルアクセスプランでは、同じ企業に属するアカウントを「関連アカウント」として紐づけて一括管理できるようにもなるので、飲食チェーン様等での多店舗アカウント展開の際に有効活用できます。Verified Organization(フルアクセス) はXプレミアム加入時に得られるメリット・機能に加えて以下のような機能も更に提供されます。
※VerifiedOrganizationベーシックへの加入時において追加提供される機能は(*)のみです。

◆オーガニック投稿のリーチ力が増加する
◆同じ企業に所属するアカウントを「関連アカウント」として紐づけることができる
◆子アカウントや全ての支払い処理を管理できる「管理ポータル」が提供される
◆1日に送信できるダイレクトメッセージ数がXプレミアム以上に増加する
◆プロフィール欄に人材募集の情報を掲載できる(*)
◆Xのプレミアムサポートを受けることができる(*)

グレーバッジ

無料
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グレーバッジは政府機関や多国間機関、またはその関係者のアカウントにおいて資格基準が満たされた場合に、X社側から無料で付与されるものです。主に行政、地方自治体及びその構成員、国家元首や閣僚ほか関係機関の構成員などが付与の対象であり、無料ですが通常の民間企業様では意図して取得できないバッジです。

マーク付与までの審査期間、申込み要件

各プランともに申込み後、アカウントに審査が入ります。Xプレミアム(ブルーバッジ)は一般的に48時間程度、Verified Organization(ゴールドバッジ)は1週間程度かかるとされています。審査基準は非公開ですが広告出稿のために最近新たにアカウントを作成した場合は注意が必要です。通常の個人利用するXアカウントと同じように、プロフィール画像も含めきちんと設定されているか、コンスタントにツイート投稿されているか、等も審査基準に含まれていると言われているので、申し込み前までに作成したアカウントをある程度は通常利用しておいたほうが審査に通る可能性が高まります。プラン申込み、及び月額の支払いは原則クレジットカードのみとなります。
※X社既定の出稿アカウント数や利用額を満たした場合に請求書払いが可能になるケースも有り

またその会社自体のコーポレートカードもしくは代表者名義以外のカードで申し込むと審査に落ちることがあるようですので、例えば弊社産案に広告運用をご依頼いただく場合でも、アカウントの有料プランのお申込みはお客様側で行っていただく必要がでてきます。

月額課金なしで広告出稿する方法

原則としては、最低でもXプレミアムに加入してブルーバッジを取得しないとX広告を出稿できませんが、どうしても有料プランに加入したくない場合は、以下のような形でプラン未加入のまま広告出稿を行う方法もあります。

①プロフィール情報等を全て設定している無料アカウントで定期的にツイート投稿してアカウントの利用歴を作る
②無料アカウントのまま、新たに出稿用の広告アカウントを作成する
③実際に広告の設定をする(配信期間、予算、配信ターゲット、広告入稿、など)
④クレジットカード登録等、広告費支払い周りの設定も完了させておく

有料プラン加入以前に上記の設定を施してからしばらくすると、一定以上の規模の広告費利用を予定するアカウントであるとX社から認められ、有料プランに加入していない状態でもブルーバッジが付与され広告出稿が可能になります。但し、予め予算設定を30日あたり米ドル換算で100ドル以上で設定しておく必要がある点や、X社のポリシーに照らして広告利用に適したアカウントであると認定される必要があります。

また広告設定を完了してからどのくらいの期間でバッジが付与されるのかはコントロールできないので、確実に〇月〇日から広告配信を開始したい、というご要望がある際にはお勧めしづらいかもしれません。

まとめ

今回はX(旧Twitter)アカウントの認証マークと広告出稿の条件についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。X(旧Twitter)は頻繁にサービス内容がアップデートされることもあり最新状況を把握していくだけでも中々骨が折れる思いです。

X広告は上記でご説明したようにお客様側で実施いただかざるを得ない申請や設定があったり、広告出稿できる条件をしっかり把握しておく必要があったりと出稿までの準備がやや大変ですが、もしX広告を活用したプロモーションをご検討中なら是非産案まで問合せください。広告出稿~成果改善まで伴走しながらしっかりサポートいたします。

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