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Microsoft広告とは?BtoBや高額商材なら今すぐ始めるべき!”第3のリスティング広告”

インターネット広告の中心的存在といっても差し支えないリスティング広告。実施している、もしくは実施したことがある、という企業が一層増加している昨今ですが、リスティング広告といえばやはりまず思い浮かぶのは、GoogleやYahoo!のリスティング広告だと思います。今回ご紹介するのは、GoogleでもYahoo!でもない、第3のリスティング広告、Microsoft広告です。

Microsoft社が提供しているリスティング広告

Microsoft広告はMicrosoft社の検索エンジン「Bing(ビング)」の検索結果や同社のブラウザソフトである「Edge」のスタートページ等に表示されます。リスティング広告だけではなく、Google広告やYahoo!広告と同様にディスプレイ広告も用意されており、リスティング広告は「Bing」の検索結果上に表示され、 「Edge」のスタートページ等にはディスプレイ広告が表示されます。特に「Bing」については最近何かと話題のChatGPTが搭載されたこともあり、注目されています。

リスティング広告の表示場所一覧

現在はまだGoogle検索が圧倒的な検索シェアを誇っていますが、将来的には「Bing」がGoogle検索とシェアで拮抗する状況になる可能性も取り沙汰されています。今回は、そんな流れの中で利用する企業がぐんぐん増加しているMicrosoft広告について解説してみたいと思います。

Bingっていまどのくらい使われてるの?

実は既にYahoo!を抜いているんです。Googleに次いで2位のシェアを持っています。Bingでの検索数は2017年から2021年にかけて70%増で推移しており、今後も更なるシェアの拡大が予想されています。

検索エンジンの日本のシェア率
【出典】デスクトップ検索エンジン市場シェア日本 - 2022年7月~2023年7月 StatCounter GlobalStats

Bingの検索シェア増加とEdgeブラウザのシェア拡大

Bingの検索シェア増加は、Bingがデフォルトの検索エンジンとして設定されているブラウザ「Edge」のシェア拡大に起因しています。コロナ禍の在宅勤務でMicrosoftのミーティングツール「Teams」やサブスクリプション型Officeソフト「Microsoft365」などを新たに導入した企業も多いのではないでしょうか。ビジネスシーンでの利用が多いWindowsにはEdgeブラウザが標準インストールされているので、初期設定のままMicrosoft Edgeを使用している方、もしくはセキュリティ面から会社でEdgeブラウザのみの利用を推奨されているケースも多いようです。

また、在宅勤務によって仕事とプライベートの境目が曖昧になり、仕事用PCをプライベート用途でも使う時間が増えた人が全体の半数を超える、というデータも出ています。このような情勢の後押しもあり、現在もっとも検索数が伸びているのがBing、といっても差し支えないかもしれません。

Microsoft Edge のユーザー属性

Bing検索が一番利用されているのは、やはりBingがデフォルトの検索エンジンとして採用されているブラウザ「Edge」上です。ビジネスシーンでの利用も多いとされる「Edge」の利用者属性は以下のような特徴があるようです。

マイクロソフトEdgeのユーザー属性一覧
【出典】GWI,crosstab builder,Japan,Q1-Q2 2021

Microsoft広告の特徴

前置きが長くなりましたが、Microsoft広告自体の特徴についての解説に入ります。Microsoft広告にはどんな特徴があって、GoogleやYahoo!のリスティング広告を既に実施している中でも、Microsoft広告を追加実施したほうがよい理由は主にどんな点が挙げられるでしょうか。

BtoBに強み

もしかすると前述の「Microsoft Edge のユーザー属性」でピン!ときた方もいらっしゃるのではないでしょうか。高校生や大学生へのICT教育でWindows端末が利用されるケースが多いため若年層の割合も多いですが、ビジネスにおいて決裁権をもっている、意思決定者である可能性が高い中年層以上の割合も多く、所得も比較的高めの層に分布しています。

また特筆すべきはPC利用のユーザーが多い点です。いまやGoogleもYahoo!もスマホユーザーが大半を占めているといえる状況ですが、Microsoft Edgeを利用するユーザーは逆にPC利用者のほうが多いので、働き盛りの役職者が会社のPCからBing検索で発注先業者を探す、業務パートナー企業を探す、といった行動が容易に想像できます。

会社・業界・職種ターゲティング (今後期待される機能として)

Microsoftは2016年にビジネス特化型SNSの「LinkedIn(リンクトイン)」を買収していますが米国では既にMicrosoft広告でこのLinkedInに登録されているプロフィール情報を基にユーザーをターゲティングすることができるようです。日本ではまだ実装されていない機能ですが、今後利用できるようになることが期待されています。会社、業界、職種でのターゲティングという概念はGoogleにもYahoo!にもあまりなかった概念なので、利用できるようになった際には特にBtoB商材のプロモーションで最大限活用できそうです。

Yahoo!広告でもBingの検索結果に広告出せる、は間違い?

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はBingの検索結果にはYahoo!のリスティング広告も配信されています。もともとBingはYahoo!の広告配信パートナーでもあるため、Yahoo!のリスティング広告を利用していれば同時に併せてBingの検索結果にも広告配信されます。ということは、Yahoo!のリスティング広告を配信していれば、わざわざMicrosoft広告も使う必要はないよね?―という意見はごもっともです。ただし、実際にBingの検索結果を確認してみると…

Bingの検索結果でMicrosft広告が表示される位置

実際に上記のようなキーワードで検索した限りでは、Yahoo!リスティング広告の掲載を確認することができませんでした。Yahoo!広告の公式ページにはしっかりとYahoo!リスティング広告が配信される旨記載されていますので、配信自体はされているはずですが、おそらく見つけるのが難しい程度しか表示されていない状況なのだと思います。ちなみにMicrosoft社によると、現時点ではYahoo!広告もBingの検索結果に配信しているものの、今後時期は未定ながら徐々にMicrosoft広告のみの配信に移行していく予定とのことです。

おそらくはもう既にかなりの割合でMicrosoft広告が配信されるようになっていて、Yahoo!広告からの配信はどんどん減少させている過程であると考えられます。もしMicrosoft Edgeのユーザー属性に魅力を感じ、BtoB商材や高価格帯商材のプロモーションをBing上で実施したいのなら、 Microsoft広告単体で予算を組んで運用していくことがマストであると言えます。

まとめ

2023年3月15日、Microsoft社は検索用にカスタマイズしたChatGPT-4を搭載したBingを新たにリリースしました。最近何かと話題のChatGPTですが、検索エンジンとの融合により「検索」の概念が変わっていくのではないかと考えられています。もしかするとそう遠くない将来BingがGoogleの牙城を崩し、検索エンジン業界の地図を塗り替える可能性も否定はできません。

またこの実装により更に多くの人がBingを使うようになることも想像に難くありません。Webマーケティングの分野では「先行者利益」という言葉がよく飛び交いますが、現状ではまだ活用していない企業が多いこのMicrosoft広告をいち早く活用し、競合他社よりも先にノウハウを蓄積しておけば、近い将来Microsoft広告の利用がスタンダードになったときには大きな優位性をもてるようになるかもしれません。特にBtoB商材や高価格帯商材のプロモーション活動で、新たな媒体をお探しであればMicrosoft広告をご検討ください。

産案ではMicrosoft広告はもちろん、以前からGoogle広告、Yahoo!広告の運用代行において多くの実績がありますので、リスティング広告のノウハウを活かした運用をお求めなら是非お気軽にご相談ください。

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